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DS3 CROSSBACK E-TENSE

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エレクトリック・エレガンス クラス初の100%エレクトリックSUV、デビュー。

DSオートモビル初の電気自動車がDS 3 クロスバック E-TENSEだ。
100kWのモーターと50kWhのバッテリーを搭載することで、
JC08モード398kmの航続距離を実現しているという。
エレクトリックラグジュアリーコンパクトSUVの走りを港町で堪能した。

  • REPORT●佐野 弘宗(SANO Hiromune) PHOTO●田村 翔(TAMURA Sho)

現在の欧州では各社が競うように電気自動車(EV)を世に送り出しているが、そのアプローチは多種多様。専用工場まで新設して、基本骨格から商品構成まですべてEV専用に特化するメーカーもあるが、DSブランドを含めたグループPSAは「EVとは普通にあるべき存在」を基本コンセプトとしている。

EVとはあくまでも多様なパワートレイン選択肢のひとつであり、ガソリンやディーゼルと平等に、ニーズやライフスタイルに応じて自由に選ぶ・・・・・ というのが、DSにおけるEVの位置づけだ。よって、このDS 3 クロスバックでは、EVの「E-TENSE」も1.2ℓガソリン車と同様、「グランシック」グレードが用意されている。

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インテリアにはダッシュボードやシートなどにホワイトのレザーをあしらったRIVOLIインスピレーションを採用。極めてエレガントな雰囲気だ。

彼らがEVを普通の選択肢として用意する背景にあるのが、その基本骨格にもなっている新世代「CMP(コモンモジュールプラットフォーム)」である。CMPはそのEV版である「eCMP」と同時開発された。CMPとeCMPは多くの部分が高度に共用化されており、しかも同じライン上でフレキシブルに生産できるのが自慢だそうだ。
実際のDS 3 クロスバック E-TENSEに乗っても、eCMPの効能を実感できる。合計50kWのリチウムイオン電池が前後シート下に巧妙に分散搭載されており、室内空間や荷室の使い勝手において、実質的にはエンジン版とまったく同じ。いい意味で、すべてが普通なのだ。

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DS 3 クロスバック E-TENSEは最新の電動化プラットフォームeCMPを採用しているのが大きな特徴だ。

一方で、その走りにはEVの魅力が詰まっている。パワートレインに起因するノイズがほとんど聞こえないのは当然だが、相対的に目立ちがちなロードノイズもまるで気にならないのは、DS 3 クロスバック本来の静粛性のおかげだろう。アクセルを踏み込んだ瞬間の弾けるような加速感は、EVならではの快感だ。

E-TENSEはガソリン車に対して約300kg重い。それほどの重量増は普通はネガティブに働くこともあるが、今回はDS 3 クロスバックの基本性能の高さに加えて、E-TENSE専用にパナールロッドを追加したリヤサスペンションのおかげもあってか、その乗り心地にはガソリン車よりしなやか、かつ重厚に感じられる面もある。そして、かつてのハイドロを彷彿とさせる味わいには、思わずニヤリとさせられた。

JC08モードで398kmという航続距離はこのサイズのEVとしては優秀に入るが、ここだけは贅沢を言いはじめるとキリがない。そんなE-TENSEが「あなたのライフスタイルに合わないようであれば、DS 3 クロスバックにはガソリン車もあります」というのがDSの確たるメッセージである。知っている人も多いように、DSはフォーミュラE選手権でシリーズ2連覇中。そんな世界一のEVブランドが打ち出す「EVのあるべき姿」は押しつけがましくなく、なんともクールだ。

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  1. ボディサイズ:全長4120×全幅1790×全高1550mm ホイールベース:2560mm
  2. 車両重量:1580kg
  3. モーター 最高出力:100kW(136ps)/5500rpm 最大トルク:260Nm(26.5kgm)/300~3674rpm
  4. バッテリー容量:50kWh
  5. トランスミッション:1速固定式
  6. 駆動方式:FWD
  7. サスペンション形式:Fマクファーソンストラット Rトーションビーム
  8. ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク Rディスク
  9. タイヤサイズ:F&R 215/55R18
  10. 環境性能 電力消費率:135Wh/km
  11. 車両本体価格:534万円

DS モデルラインナップ

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